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ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

‘誤作動’ から始めよう

トレーニングの「量」が、如何に「質」に転化するかについて、京都大学 アメリカンフットボール部 前監督の水野弥一氏が面白い事を言っておられた。

アメリカンフットボールでは、ポジション毎に選手の役割が細分化、専門化がなされている為、選手は必然的に同じプレーの反復練習が多くなる。

例えばレシーバーならパスキャッチの練習を、延々と繰り返すのだけれど、水野氏が言うには「今まで出来なかったことが出来るようになる」には、‘誤作動’が必要なんだそうだ。

何百回、何千回と自分の限界点にパスを投げて貰う。取れない。

この「取れない」「届かない」を飽かず繰り返しているうちに、天啓のようにある日突然カラダが動いて、ボールが手の中に収まる。

これが‘誤作動’。

ラインマンだったら突進してくる相手を、今までは正面から受け止めるのが精一杯だったのに、瞬時に敵の重心を見極めて左右に捌けるようになる、といった風に。

 

人間の体は一旦 ‘誤作動’で「間違って出来てしまう」と、回路がバシッと繋がって、その動きを再現出来るようになるんだとか。

 ハイレベルになればなるほど、「同種の動作の継続によって、周辺筋力及び反応速度の向上と、可動域の拡大が生じ、プレーの成功率が高くなる」なんていう理詰めの説明だと、腑に落ちなくなる。

 「出来るやつ」と「出来ないやつ」は確かにいる。その違いは何か?

・‘誤作動’を待てるか待てないか

・経験的に‘誤作動’のプロセスを知っているかどうか?

 

昨今評判の悪い「千本ノック」や「月に向かって打て!」も、そうなると違った目で見えてこないだろうか?

 

【この項のお勧め本】

                                                                                以上  ふにやんま