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ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

流されずに生きるには

 故人となられた作家の中島らも氏、灘高校 在籍時代の話。

当時の教師が「人と違うのは、いけないことですよね」と

教室でボソッと漏らした際に、自分の選んだ学校と、日本の

教育に絶望したと書いていた。

(その教師個人の見解なのか、今の灘高がどうなのかは分からない)

 

その後、氏は見事に灘高で言うエリートコースから脱落するが、

マルチの鬼才として、文壇に独自の地位を占める事になったのは周知のとおり。

弁護士から厳禁とされた、大麻擁護論を法廷でブチかましたのも周知のとおり。

絶対狙っていたに違いないのだが、とことん「いちびり」を

貫き通したのは、氏の真骨頂か。 

ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)

ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)

 

  

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

今夜、すベてのバーで (講談社文庫)

 

 中島らも氏は「自分の事が、あんまり大事じゃないからちゃうかな」

と独特の言いまわしをしていたが、「俺はこうやって生きていく」

「これでいいんだ」という ❛ホネ❜ は、持っていたほうが良い。

軋轢や衝突があっても、自分の価値観に逆らっていない自覚があれば、

柳に風と受け流す事が出来る。

 

 もう一人、毛色の変わった個性派を紹介しよう。

元吉本興行常務、『やすしきよし』のマネジャ歴8年半の、

木村政雄氏。

 

もう20年近く前に、大阪のイベントで氏の講演会に参加する機会が

あったが、ナマ木村政雄は凄かった。

大きなイベントでフロアが複数階だった為、講演会場から

複数モニターでの中継を準備していたのだが、氏は開口一番、

「モニター全部消して。ここに足を運んでくれた人だけに話したい」と言い放つ。

芸能界と何の関係もないイベントで、下世話な言い方をすれば

「雇われた」立場の人間が、そこまで自分を通すんか!と強烈に驚いた。

「このぐらいの人でなきゃ、やすきよのマネジャは務まらんわな」と、

にじみ出る迫力に納得もしたのだが、とにかく最初のインパクトが強烈で、

肝心の講演の中身は何も覚えていない。ごめんなさい。

 

木村氏のあまりにも強烈な「自己流」は、氏の関連本からもビシビシ伝わって

非常に面白い。

特に吉本退社前か、直後の本が圧倒的に良い。

中身については、氏は「当たり前の事ばっかりなんちゃいます?」と

言うに違いないのだが。 

  

35歳革命―仕事のカベにぶつかった時に読む本

35歳革命―仕事のカベにぶつかった時に読む本

 

  ↓こちらも、木村氏の著作ではないがお勧め。

天才伝説 横山やすし (文春文庫)

天才伝説 横山やすし (文春文庫)

 

 流されずに生きるのは、決して楽じゃない。

でも同じ生きるのなら、「くびき」が少ないほうが

後悔は少なくなると思いません?

                                                             以上   ふにやんま