ふにやんま ー 世界の小所低所からー

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高校生諸君②世界観を読書が変える、こともある。

私は年間、1,000冊以上の本および雑誌を読む。

漫画も300~400冊は読んでいる。

正直、混乱するので読んだ本・雑誌は手帳に書き付けている。

レコーディング・ダイエットじゃないが、記録すると量はてきめんに増える。

 

「読書は量じゃない」「歳をとったら精読が大事」

いろんな事を言われるが、本は量が読めるうちに読んでおいたほうがいい。

ひとつは心。

10代のバックパッカーと、50代の観光ツアーみたいなものか。

同じ海外旅行でも、得るものがまるで違うのだ。

感受性は歳と共に衰える。

特にフィクション。没入する、興奮する深さが違う。

 

ふたつめは、身体的な負荷。

情けないが、加齢につれて目が弱る。

古典の重厚さに、心理的にも物理的にも気後れするようになる。

重たい本は肩がこる。

仰向けにハードカバーが読めなくなる。

笑い事じゃない。本当なのだ!

 

勉強も大事だけど、本を読もう。そして、町にも出るのだ。

SNSやWEBへの没頭は、貴重な若さの浪費だと自覚して欲しい。

 

本によって人生が変わるかどうかは君次第だが、「人生観」が変わる事はある。

ちなみに、私の世界観を変えた本の一部を紹介しよう。

(人によって違うに決まっているから、あくまで ❛ちなみに❜ だ)

いずれも高校生なら、十分理解できるはず。

 

岸田秀氏の本は大学生になってから読んだが、まさに目から鱗。

筒井康隆氏は、「若いうちにフロイトマルクスに一回かぶれない奴は

インテリじゃない」と言ったが、確かにその通りだ。

伊丹十三氏は、既に俳優としての名を成してから本著で精神分析

興味を持ち始め、後に岸田氏と対談集まで上梓している。

 

ものぐさ精神分析 (中公文庫)

ものぐさ精神分析 (中公文庫)

 

 伊丹氏と岸田氏の対談集。一時、絶版だったので嬉しい。

哺育器の中の大人[精神分析講義] (ちくま文庫)

哺育器の中の大人[精神分析講義] (ちくま文庫)

 

 適菜氏の本に至っては、今年読んだ本だ。

「お前、その歳で人生観が完成してないんかい!」と突っ込まれそうだが、

あー、そうですよ。

この本の第1章、『キリスト教は邪教である』だけでもすごい価値がある。

新編 はじめてのニーチェ (講談社+α新書)

新編 はじめてのニーチェ (講談社+α新書)

 

蛇足だけど、気に入った本があればその著者の他の本も、

全部読むんだぞ、高校生諸君。

                                                                                        以上   ふにやんま