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ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

フレームワークは聞き飽きた

ビジネスの場で、いまだに

「3C」だの「4P」だの「SWOT」だの「5-PHASE」だのを

盛り込んで、得意げにプレゼンする奴がいる。

あの手は、何とかならないものだろうか。時代錯誤も極まれり、だ。

 

そもそも、「もっと勉強してから出直してこい!」と言いたくなる。

日本で最も有名な「3C」他、複数のマーケティング・フレームを定着させた

大前研一氏自身が、今ではこういった分析パターンを、経営戦略の策定に

使う事を否定しているというのに。 

即戦力の磨き方 (PHPビジネス新書)

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言わないと分からない奴は、言っても分からないもの。

手垢の付いたフレームワークに、疑念を持たない時点でuncredible。

広く認知されたフレームであれば、競合も同じ分析をしていると、

何故気付かないのか?

 

マーケティングというのは、「古典的」分析フレームよりも、

もっとアブダクショナルな手法が適した世界だと思っている。

直観的に、先に真実を掴み取る事が出来たものだけが成功する、シビアな世界だ。

 

「それじゃあ、マーケティングなんていらないのか?」と言われそうだが、

大規模なマーケティング部隊が、1人の慧眼に適わないのが実際のビジネス。

有効なマーケティング手法というのが確立しないから、「マーケティング」

という分野が生き残っているだけで、その中身は本質はアブダクショナルな

成功事例と、そうでない失敗事例の、後付けによる体系化に過ぎない。

 

 そもそも、実体経済を対象にした学問というのは、クリステンセンの

イノベーション理論」のような、真に革新的な理論体系というのが

非常に産まれにくい。

(クリステンセンが論じたのはマーケティングではなく、

industrial structure、つまり産業構造だし)

ましてや環境変数の多い、マーケティングになれば尚更だ。

まさに「天が下に新しいものなし」の現状なのである。

この先、新理論が出現する可能性は否定しないが。

 

『〇〇のフレームワークで整理してみました』、と喜色満面で言いだすような

奴のプレゼンから、得るものは何も無いと断じておこう。

 大前研一氏の言を借りて言えば、

「あんた、DNAレベルでマーケティング向いてないよ」と。

 

                                                                             以上  ふにやんま