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ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

今読み続けている漫画

読書

私のような、いい年の大人に耐えうる漫画、というのも段々少なくなる。

よほど少年の心を失わず、若い感受性を保ち続けている人なら別なのかもしれないが。

 昭和元禄落語心中』  

昭和元禄落語心中(8)

昭和元禄落語心中(8)

 

これは面白い。

今、一番面白い漫画は?と聞かれたらこれを推すかな。

TVドラマでは、クドカンが脚本を書いた「タイガー&ドラゴン」という落語物の傑作があるが、それに勝るとも劣らない出来。

落語好きのかたなら、きっと垂涎の漫画になるはず。

女性にも抵抗がないであろう、綺麗な絵なので勧めやすいし。

落語を全く知らないと、ちょっと楽しみが減ってしまうかな。

漫画ではないけど、「落語」で思い出した。

時代小説粗忽長屋の殺人(ひとごろし)』 (漫画じゃないよ)

粗忽長屋の殺人(ひとごろし)

粗忽長屋の殺人(ひとごろし)

 

 目下、私の今年のフィクション部門、ベスト候補のひとつ。

 

 べしゃり暮らし 

森田まさのりという安心株で、主人公の高校生時代から始まって、今はプロデビューから、さあ盛り上がるか!というあたり。

レビューで皆書いているが、「記憶喪失」という禁じ手が出てきたことで、少し不安になっている。

「記憶喪失」って、あまりに安易且つご都合主義では?

実際の記憶喪失の発症率に対し、漫画の世界でのそれは高すぎないか?

「困った時の記憶喪失」だけは、やめて欲しいもの。

折角、地力のある漫画家なのに。普通に描けるでしょ?

 

ちはやふる

ちはやふる(28)

ちはやふる(28)

 

これも新刊を楽しみにしている漫画のひとつ。

流行りの高校部活ものとしては、出色の出来。

特に「かるた」(百人一首)という、音の要素が大きいジャンルを描きながら、もどかしさを読者に感じさせない画力は素晴らしい。

青春の香り漂う、文句なしの傑作。

 

聖☆おにいさん 

聖☆おにいさん(11)

聖☆おにいさん(11)

 

家族で楽しめる宗教?漫画。

この設定を思いついた段階で「勝ち」が見えたはず。

ブッダとイエスのキャラクターが、実にそれらしくてユーモラス。

 

『いぬやしき』 

いぬやしき(4) (イブニングKC)

いぬやしき(4) (イブニングKC)

 

『GANTZ』よりも期待させる序盤。

3巻でのヤクザ登場は、ちょっと危なかったが。

こういった typical な「悪」を絡ませずに、人の心を描く力のある作者だと思うので。

とりあえず主人公の戦闘能力のアピール用にとどまったようで、ひと安心。

「破壊」と「癒し」がテーマになっていくようだけど、破綻せずに傑作になって欲しい。

 

 ワカコ酒

ワカコ酒 5 (ゼノンコミックス)

ワカコ酒 5 (ゼノンコミックス)

 

 完全に趣味の世界ですが。

いいじゃないの、酒好きならば。

BSジャパンの、武田梨奈さん主演のドラマ版もなかなか良かったのに、意外に短いクールで終わってしまって残念。地上波にもいったけど。

 アニメ化もされるそうなので、これまた楽しみ。 

 

 『アイアムアヒーロー

大好きなゾンビものでエントリ。

最初はゾンビ?の造形的な面白さが際だっていたけれど、ストーリーが徐々に陳腐化しているような、嫌な予感。

「いかにもありがち」な終わり方だけはやめてー。

人間ドラマ路線なら、FOX-TVの『WALKING DEAD』に敵わないよ。

どうもっていく?

 

 宇宙兄弟

宇宙兄弟(26) (モーニング KC)

宇宙兄弟(26) (モーニング KC)

 

日本の漫画史に残るスケールと密度を備えた大作で、中身の紹介の必要など全く無いだろう。

※ そういえば、「漫画史に残る」という評価を、『宮本から君へ』連載中に使っていた一般人がいたが、さすがにそりゃないだろう!と。安易に、この表現を使うな!

印象に残るのは、月への出発前のガーデンパーティで、日々人がカッコよくギターでカントリーソングかなにかを弾いて、皆を盛り上げるシーン(ちなみにアニメのほう)

「こういう、何でも出来てカッコいい、神に愛されたような奴っているよなあ」と何気なく洩らしたら、連載をオンタイムで読んでいる息子から、「本当に神に愛されているのはどちらか、いずれ分かるよ」と言われた。

その後の展開で、なるほどと思ったのだが、出来れば南波兄弟が、二人とも神に愛された男達で終わって欲しいもの。

シャロン博士は、切ないなあ。

                    以上 ふにやんま