ふにやんま ー 世界の小所低所からー

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「食」のおもしろ本!

1、ノンフィクション

 『全日本食えばわかる図鑑

椎名節全開の、食にまつわるオールラウンドなエッセイ集。これは面白いです。

全日本食えばわかる図鑑 (集英社文庫)

全日本食えばわかる図鑑 (集英社文庫)

 

『全日本食えば食える図鑑』 

題名と表紙から、お察しがつくように、こちらは「奇食」に属する内容中心。

世界を旅するアウトドア作家、椎名誠の胃袋と好奇心、本領発揮です。

全日本食えば食える図鑑 (新潮文庫)

全日本食えば食える図鑑 (新潮文庫)

 

「食」にまつわるエッセイ の、今や第一人者である東海林さだお氏の、

数ある著作の中でも、№1はこれでしょう。

青春と食べ物・お酒は切っても切れない間柄。

『ショージ君の青春期』

椎名誠氏の『哀愁の町に霧が降るのだ』と並ぶ青春ものでもあります。

哀愁の町に霧が降るのだ〈上巻〉 (新潮文庫)

いずれも、未読のかたにはお勧めです。

 

 2、フィクション

みをつくし料理帖全10巻 

天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)

天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)

 

すいません。これを涙なしに読了されたかたがいたら、教えてください。

すれまくった私でも、さすがに胸を打たれました。

「時代物はちょっと・・・」というかた(私です)でも、絶対に大丈夫。

心が洗われるとは、こういう話を言うのでしょう。

 

3、コミック

包丁人味平 1973年~連載

包丁人味平 全12巻セット (集英社文庫―コミック版)

包丁人味平 全12巻セット (集英社文庫―コミック版)

 

 「あらゆるグルメ漫画のルーツがここにある」記念碑的作品。

後年のこのジャンルの漫画に、味平のアイデアが如何に流用されて

いるかを、確認してみてください。

ちなみに私は、「カレー戦争編」が一番好きです。

 

 夏子の酒』全12巻 1988年~連載

夏子の酒 (12) (モーニングKC (244))

夏子の酒 (12) (モーニングKC (244))

 

「酒」も「食」の一部という事で。 

日本酒業界の課題が、今と根本的に全く変わっていない事がよく分かります。

日本酒入門としても、酒造会社の若き女性経営者が、日本の米・農業問題に

ぶつかっていく社会派コミックとしても、面白く読める稀有な漫画です。

 

4、TVドラマ

天皇の料理番』1980年~81年

これ、ソフト化されていないので、今や見る事は不可能ですが。

今年2015年の、佐藤健 主演版じゃなくて、堺 正章 主演のほうです。

今年の佐藤版も悪くはなかったけれど、やはり雲泥の差。

脚本のメインは鎌田敏夫

配役も、

【兄】近藤正臣 【妻】檀ふみ 

【兄弟弟子】鹿賀丈史明石家さんま(東京デビュー作)

【師匠】財津一郎(宇佐美さん役ですね)

【語り】渥美清   といった、超豪華なもの。

また、財津一郎のシェフがバタくさくて似合うんだ。。

元々器用な堺正章が、このドラマのためにホテルオークラで3カ月

料理修行をした、等というキャッチーな事前情報もリリースされ、

演技のレベルも、さもありなんという素晴らしい出来でした。

 

「おっさんの、昔はよかったネタかよ」と思われたら癪なので、

同じことを感じた(と思われる)かたも紹介しておきます。 

www.excite.co.jp

正確に言うと、近藤正高氏は「堺正章 版>佐藤健 版」とは書いて

おられませんが、マチャアキ版への深い愛情が感じられるのは

間違いないかと。

DVD化してくれれば話は早いのですが、豪華キャストが仇になって

難しそうですね。

                    以上 ふにやんま