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ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

柳広司 『D機関シリーズ 』 を未読ですか?

美味しいラーメンがありますよと一緒で、人に本を勧めることの難しさは、熟知しているつもり。

それでも老若男女を問わず万人受けする本、フィクションをある程度の量、自分の目利きで読んでいるという人には、絶対に受けるタイプの本がある。

柳広司『D機関シリーズ』がまさにそれで、既に累計80万部を超えている大ベストセラーなのも、さもありなんだ。

 

ジョーカーゲーム2008年 

2015年初、亀梨和也主演で映画化もされた。

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

 

 『ダブル・ジョーカー』 

ダブル・ジョーカー (角川文庫)

ダブル・ジョーカー (角川文庫)

 

 『パラダイス・ロスト』 

パラダイス・ロスト (角川文庫)

パラダイス・ロスト (角川文庫)

 

 『ラスト・ワルツ』 

ラスト・ワルツ

ラスト・ワルツ

 

最新刊以外は、既に文庫化されているので入手しやすいと思う。

陸軍中野学校を思わせる、スパイ特務機関という設定は、年輩者にも入りやすいようで。

日本、中国、そしてヨーロッパと舞台も広く、各話が独立した短編に近い連作形式だが、ストーリーの繋がりも捻りが効いていて、存分に楽しめる。

これを読んでいないのは、勿体無いと言い切れるシリーズ。さあ、本屋さんへ急ごう。

ちなみに柳広司氏、作風が異常に幅広く、同じような時代背景の

『トーキョー・プリズン』

『ナイト&シャドウ』以外にも、

 『贋作「坊ちゃん」殺人事件』 ※坊ちゃん登場キャラクター陣

『饗宴(シュンポシオン)ソクラテス最後の事件』 ※ソクラテス

『はじまりの島』 ※ダーウイン

『吾輩はシャーロック・ホームズである』 ※夏目漱石

シートン探偵記』 ※シートン博士

漱石先生の事件簿 猫の巻』 ※居候の中学生(※が探偵役)

と、時代・国・必要な予備知識などを全て乗り越えて、まさにやりたい放題の好き放題。勉強好きな、芸達者とでも言うべきか。大したもんです。

 

例『シートン探偵記』2006年 

お前はムツゴロウさんか!という突っ込み必至。

動物の生態や癖を使った探偵ものなんて、普通描けないのでは?どんだけ博学やねん、と。

シートン探偵記 (文春文庫)

シートン探偵記 (文春文庫)

 

おもろい作家は、何書いてもおもろいと言えばそれまでだが、この人の守備範囲ばかりは規格外。

しかもそれぞれの著作の、面白さにおいても規格外なのだから、同業者は羨ましいだろうなと思うのです。

                  以上 ふにやんま