読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

既存メディアとの付き合い方~新入社員諸君

新入社員諸君シリーズ。4日連続でしつこく続きます。


社会人になれば、否応なしに情報戦の世界です。如何に大量の情報と付き合うか。今日は既存メディアの媒体別に考えてみましょう。

1、新聞

◯早くて広いが、浅い

これに尽きます。

必ずしもその分野の専門家ではない新聞記者が書くのですから、速報性以上は求められません。

ただ紙媒体の中で一覧性が最も優れているため、物事の繋がりを多眼的に見る力を養うにはもってこいです。Aという事象とBという事象は、実は相関しているのではないか?といった洞察は、デジタルメディアだと時間をかけないと難しいんですよね。

ちなみにBtoCに少しでも関わる業種に身を置くようであれば、首都圏・近畿圏以外では、全国紙よりも地方紙(県紙)をまず購読する事をお勧めします。優先順位を付けるなら、①地方紙 ②業界紙、業界誌 ③日経新聞  でしょうか。

「日経ぐらい読まんと、社会人とは言えん!」と未だに昭和のCMチックな主張をする管理職もいそうですが、任地の情報をしっかり取っておくことは、地方で仕事をする上でとても大事です。

尚、新聞はその日のうちに読了するのが大前提。洗濯物じゃないんですから、一週間分溜めておいて、週末にまとめ読みなんていうのはやめましょう。定期購読の意味がありません。読める日だけ、駅の売店で買ったほうがマシです。

「ニュースはすぐ腐る」「古いニュースに価値はない」そう思って下さい。


話は変わりますが、私は地方紙の定期購読(宅配)に、その有料電子版もプラスしています。

「せっかく電子版を買うのに、同じ新聞で良いのか?」と少し悩みましたが、

・保管する際にデジタル化しやすい

・登録Wordでのメールマガジン機能が便利

という2点で、結局正解でした。

新聞の場合、紙質的に黄色く変色しやすいので、スクラップする際には一旦コピーする必要があります。面倒ですよね。

PDFなどでデジタル化して、分かり易い名前を付けておくと、保管しやすいだけでなく、検索性という新たなメリットが生まれます。

新聞記事は欲しい部分のサイズがバラバラなので、デジタル化が非常に有効です。仮に全てA4ならA4で、同じサイズにコピー出来たとしましょう(実務的には不可能ですが)。このA4の束から、後になって欲しい記事を瞬時に抜き出すことはまず不可能です。新聞記事を二次利用する際、検索性は非常に重要なのです。

更に言うと、電子版ならデジタル化の作業量自体が激減します。必要になった場合、いつでもWeb上で検索して、取り出せば良いからです。こと新聞に関する限り、実際に私のスキャン量は、電子版購読でほぼゼロになりました。やはり割り切りが肝心だと実感。

メールマガジンの有用性については、言うまでもないでしょう。見落としが無くなりますし、速報もオンタイムで入ってきます。朝夕に情報が限られるというのはあくまで新聞社の都合であって、この顧客側の不満を、電子版はかなり解消してくれます。

メール形式ならば、文章がデジタル化されていますので、抜粋も簡単ですしね。図表や写真も、拡大縮小が可能になります。

先ほどスキャンがゼロに近くなったと言いましたが、メール形式での保存をカウントすれば、保管する新聞記事量は以前よりもむしろ増えています。ですが、時間は圧倒的に短くなりました。ハサミもコピー機への往復も要りませんので。

 

2、単行本

◯深いが、遅い

新聞の対極です。

即時性を求められない分、特定分野を深く考察したり、歴史的な流れを追うのに向いています。

再読に耐えるものがあるというのも、他の媒体に無い特色でしょう。読了した本はバンバン処分して構いませんが、専門書だけは一度手放してしまうと、再入手がし辛いような場合があるので気をつけましょう。

 

3、雑誌

◯速報性・専門性ともに許容範囲

ビジネス・産業系は週刊誌の種類も豊富なので、新聞で記事になった翌週には、より詳細な情報を得ることが出来ます。

「 今」の情報に触れるという点では、雑誌はとても大事です。私は月に40〜50冊ぐらいは目を通します。もちろん精読する記事は限られていますよ。

自分の業務、業種と関連の強い専門誌を定期購読する事は、新人諸君には必須でしょう。会社にある専門誌、業界誌を以外を購読すべきなのは言うまでもありません。両方読みましょう。

気になった記事は、PDFなどで即デジタルに保管しておく癖を付けること。雑誌は新聞同様、紙のままだと検索性がとても低いです。いくら付箋を使っても、雑誌自体が溜まってくれば、どの号に何が書いてあるのかは絶対に分からなくなります。

読了した雑誌は、勤め先で回し読みを促すと良いですね。「この記事が良かったです」の一言を添えて。チーム全体で勉強していこうという、風土作りにもなります。

雑誌は本棚にバックナンバーを揃えておいても、殆どの人には意味がありません。次号が出たら、サッサと捨ててしまいましょう。すっきりします。

 

補: 新書

旬なテーマは早いもの勝ちなのか、最近は出版のスピードが月刊誌並に早くて驚かさせれます。

養老孟司氏『バカの壁のように、逆に新書から火が点くテーマもありますから、担当業務、業界に関わる新刊はチェックしておくべきですね。 

バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)

 

                          以上  ふにやんま