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ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

飲食店の心得〜新入社員諸君

ビジネス

新社会人の皆さんには、まずはいろんなお店に行って欲しいですね。行きつけの店に腰を落ち着けるのはもう少し先にして。初めて住む町ならば、どんどん歩き回ってテリトリーを広げて下さい。

 
今日はその際のお店の選び方と通い方について。なおランチ等ではなく、お酒を飲むお店を念頭に置いております。
 
 
◯チェーン系のお店は定点観測
 
チェーン系の飲食店から学べることはたくさんあります。決めたチェーンの動きを追うのが良いですね。グランドメニュー改定の際は、直近の飲食のトレンドが必ず反映されていますし、改装には顧客が望む「場」を、そのチェーンがどう考えているかが顕著に出ます。
 
チェーン系の飲食店は競争が激しいので、独自性を出すのに必死です。
 
◯調達にコストをかけた、原価率の高い目玉メニュー。
◯ロス率が低く、店内調理の手間を省いた低コストの利益メニュー。
 
この組み合わせを分析するだけでも、ビジネスの実習になります。フードとドリンクの設計は、チェーンごとに本当に違いますし。
 
大衆消費財を扱う仕事をしているならば、チェーン系の飲食店は学びの宝庫です。
 
◯チェーン系の飲食店に1回行ったら、独立系の繁盛店に3回以上行く。
 
ステマチックな企業活動を垣間見ることが出来るチェーン系に対して、客商売の基本が学べるのが、長く盛業を続けている繁盛店です。筋の通ったお店は、大将のお辞儀ひとつ取っても違いますから。
 
では、若い皆さんはどういったお店を選び、どう振る舞うのが良いのか。
 
1、繁華街は避ける。はずれたエリアの、大きな筋に面していない店がいい。
 
2、出来ればご夫婦だけでやっているお店。スタッフは、いても最低限。
 
3、行くのは繁盛している木・金以外。火曜日の雨の日なんかは最高。
 
4、特定の団体や法人優先のお店は避けた方が無難。
 
個人客を大事にしてくれるお店が良いです。
 
5、料理はあれば極力お任せを選ぶ。特に素材の鮮度が売りモノのお店。
 
美味しいものを美味しいタイミングで食べてほしい。ロスは極力避けたい。 お店側の希望に一番適うのが「お任せ」なんですね。単品・アラカルトよりも、内容が絶対お得になるのはその為です。
 
ただし忙しい時の、少人数のお任せは迷惑になってしまうこともあります。 オーダー前に必ず確かめて下さい。お任せは料理の段取りがしづらいのが難点です。
 
6、決まった予算で美味しいものが食べたいなら、とにかく回数を通う。
 
7、新しいお客さんを紹介する。
 
友達や会社の上司・同僚をドンドン連れて行く。お得意先なんかは、更に広がる可能性があってgood。いい客筋の集客に寄与してくれるお客さんは、飲食店にとっては最恵国待遇です。
 
8、乱れず笑顔の現金払い。
 
 若い皆さんだからこそ「ごちそうさまでした」「飲ませて頂きました」の気持ちを忘れない。
 
支払いは手数料を引かれるクレジットカードよりも、お店側にしてみれば、やっぱり現金がありがたいもの。特に仕入れで飲食店さんは現金が必要です。
 
 
わざと理由を書いていない項目もありますが、それは宿題だと思って下さい。これだけ頭に入れておけば、きっとお店と良いお付き合いが出来た上、学ぶことがたくさん出てくると思います。
 
同じ代金を支払ってるんだから、お客は全員が同じサービスを受けて当然
 
そう思っている間はまだ学生と同じ。大人同士の付き合いは、金銭の多寡だけではないのです。
 
 【補足】
①基礎調味料がショボいお店は絶対✕。しっかりしたお店には塩・醤油・みりん・料理酒などの手抜きは絶対にありません。魚のお店のぽん酢は、分かり易いバロメーターです。
 
②例えばタバスコは、卓上に常温で置きっ放しにすると味が落ちます。営業時間が終わったら、冷蔵庫に保管せねばなりません。小さなことかもしれませんが、こういった些事にまで配慮の行き届いたお店は美味しいものが出てくるはずです。
 
【この項のお勧め本】 
 
『礼儀作法入門』山口 瞳

 

 

 

礼儀作法入門 (新潮文庫)

礼儀作法入門 (新潮文庫)

 

 

 

 

 
 
                                                                                     以上 ふにやんま