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ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

博多っ子は柔らかいうどんに震える

大相撲の冬の風物詩、九州場所を力士は心待ちにしているらしいです。

 冬の博多は美味しいものが多く、タニマチと一緒に日頃から贅沢なものを食べ慣れている相撲取りですら、楽しみなんだそうで。
 
寒風の時期、身が締まって甘味を増したアラ(クエ)鍋が最高だし、フク(ふぐ)も牡蠣もウニも、九州で揚がった地物が旬を迎えます。
 
「食は九州にあり」を実感するはず。
 
九州場所と相撲取りの組み合わせで、思い出したこと。
 
20~30年昔「週刊プロレス」の囲み記事だったと思うのだが、天龍源一郎に、九州場所の思い出について聞いた際の答えを記憶で再現すると、
九州場所は、美味いものが多いから楽しみだね。
 中でも九州はうどんが美味いんだよ。巡業でバスに乗ったりすると、うどん屋さんを見つける度に停めてもらうんだけど、どこで食べても、九州のうどんは素敵にうまいね。

そのとおりだ天龍!

さすが「漢(おとこ)」天龍源一郎、分かってるね〜。

九州はうどんが美味いの慧眼には唸らざるを得ないです、はい。
 
ちなみに店中おごっても、うどんなら財布に優しいし。
 
プロレスファンでないとピンとこないですね。
 
豪快な飲みっぷりと男気で知られる天龍さんは、
 
「おやじ、今日の飲み代は俺が持つから」
 
「ありがとうございます。〇〇円になります」
 
「違うよ!お店にいるお客さん全部だよ!」
 
 (おやじ) 「ヒエーッ!!」  
 
というやり取りを、居酒屋だろうが焼肉屋だろうがスナックだろうが、日本中で夜な夜な繰り返しているそうで。
 
いい話やなー。さすが天龍源一郎
 
ケチなプロレスラーなんてカッコ悪いだろう?という天龍氏の心の声(低音ね)が聞こえてきそう。脱線終わり。
 
 武田鉄也氏お勧めは「みやけうどん」
 
秘密のケンミンショー」のうどん特集で、ご主人がスタジオでうどんを振る舞っていたのを見たかたも多いはず。
タモリ氏お勧めは「うどん平」(たいら)
 
こんな感じで、博多では皆お気に入りのうどん屋さんがあるのです。
 
今でこそ「やわ麺」で博多うどんはかなり認知度を上げたものの、九州では全域に渡ってうどんが安くて旨いということはあまり喧伝されてきませんでした。
 
ラーメンよりもうどんを食べる回数のほうが実際は多いので、九州における大衆食の代表格は実は「うどん」なのです。

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九州のうどんをひと括りには出来ないので博多うどんに戻りますが、博多のうどんはまず出汁が美味い。
 
全体に優しい味わいの出汁になるのは、観光客には「甘い」と驚かれる九州独特の醤油の違いが一番でしょう。
 
出汁はどちらかと言えば関西風ですが、透明度がもう少し高い感じ。昆布ベースに鰹節を加えた上、あご(トビウオ)と言われる九州独自の出汁素材がアクセント。
 
ネギは基本入れ放題のお店が多いですね。薬味は七味ではなく柚子こしょうといきたいところ。
 
これに鶏の炊き込みごはん「かしわめし」をオプションで付けるのが標準で、おにぎりやお稲荷さんよりも人気があります。
 
柔らかくてコシの無い麺は、初めてのかたには驚かれますが、段々と癖になっていくんですね。
「俺は讃岐うどん派だから」と高らかに宣言していた転勤族も、いつの間にか滑らかな柔麺(やわめん)の魅力に憑かれ、嬉々としてすすり込むようになります!ここ根拠なく断言。
 
「うどんにコシを求めるのは素人」タモリさんもブラタモリで言ってました。
 
舌の肥えたお相撲さんも絶賛のうどんを、九州に来たら食べんば損ばい!
九州の麺はラーメンとチャンポンだけじゃなかとばい!
 
と華丸大吉風に〆たところで、ごぼう天うどんあたりで〆にいきますか。
 
以上  ふにやんま