ふにやんま ー 世界の小所低所からー

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博多 お国自慢!

今日は博多自慢がメインです。というか、ほぼ100%自慢です。

昔から「お国自慢に罪はなし」と言いますので(今考えました)、読まないか許すかどちらかでお願いします。「読んでから怒る」は無しということで。

 

昨日は人間ドックに行って来まして、最後の問診で「お酒を飲む方は一年で一番、この時期は検査の数値が悪いんですよ。勇気ありますね」と医者に笑われてしまいました。「お仕事の都合がつかなかったんですか?」とも聞かれましたが、包み隠さず言いましょう。

すっかり忘れてました。

忘年会も正月休みのことも。

 

去年の忘年会は2年連続で「あら」尽くしコースでした。

ご存じでしょうか? 博多で言う「あら」(平仮名にしますね)=「くえ」なんですけど、「あら」≠「アラ」(分類学上のアラ)なんですよ。 

↓ 「あら」=「くえ」  デカい。

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出所: クエ - Wikipedia

ちなみに「あら」「くえ」はスズキ目ハタ科マハタ属、「アラ」はスズキ目ハタ亜科アラ属です。「アラ」が80cm程度なのに対し、「あら」「くえ」は120~130cmくらいになります。水族館の底のほうにいる、巨大魚の中によく混じっています。

今冬は暖冬のせいか「あら」が不漁で、水揚げが例年の5分の1~6分の1との事。博多の忘年会は張り込むと「ふく」(博多では縁起を担いで濁りません)か「あら」になるのですが、今冬は「あら」コースが「ふく」コースより高かったくらいです。

細かいことを言うと、11月初の佐賀県唐津市のお祭り「唐津くんち同月末の大相撲 九州場所のタイミングで「あら」の競り値は高騰し、年末になってようやく庶民がなんとか口にできる値段に落ち着く訳です。地元民でもなかなか口にする事のない高級魚ですね。

忘年会で頂いたのは、120cm26kgの結構大物。ここが高級魚たる所以なのですが、「あら」は姿が如何に大きくても身が大味にならない珍しい魚です。このサイズだともはや身がブロックですが、これを寝かせます。この寝かせ加減が肝心で、じっくり寝かせて旨みが出た「あら」の味わいは到底私の筆の及ぶところではありません。

刺身で良し、鍋で良し。生でもしっかりとした旨みがあり、鍋では上品な脂とコクで出汁を奥深いものにしてくれる。白身ですから唐揚げなんかも当然いけます。

博多にいてよかった!

そう思わせてくれる冬の博多の風物詩です。お酒が進む進む。

 

そんでもってお正月。メインは私の好みで2年連続の「ふく刺し」です。

一昨年までは刺盛りでしたが、「ふく」はどうかなと思って昨年初めて変えてみたら、ズドンとはまりました。元旦の朝に配達してくれて、1万2千円でお釣りがくるんですよ!しかも家族4人で十分に堪能できる分量です。

冷静に考えるとお節よりも単価が安いし、子供達も喜んで食べるのでよほどお得です。ひと皿すぐに綺麗に無くなりますし。

またも細かいことを言うと、ポン酢しょうゆ、もみじおろし、ねぎ2種(薬味用の刻みねぎと、「ふく」で巻いて食べるねぎ。「博多こうとうねぎ」という針金のように細いねぎを使う)が付いています。

これは実際の写真を貼っちゃいます。拡大版も。薬味までは撮り忘れました。。。 

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 博多にいてよかった!

どうですか皆さん!もうお酒が進む進む進む。私は「ふく」皮でチビチビやるのが好きです。コリコリ、ムニュムニュして旨いんですよ。

おまけに数の子が大好物なので、3が日は毎日10本ぐらい食べてましたからね。コレステロールと尿酸が相当蓄積されたはず。検査ではセーフでしたけど。

とりあえず、1月上旬までの人間ドックの数値は7掛けという事で。

 

真面目な話を挟みますと、博多のメンタルクリニックを訪れるサラリーマンで一番多いのは、都落ちしたと思い込んで立ち直れない転勤族」だと聞きました。それでは博多の魅力を楽しむどころではないはずで、本当にお気の毒です。きっと身動き出来ない精神状態で、まさに進退窮まってしまうのでしょう。

給料は一緒だろ!ならば物価が安くて、食べ物が美味しいところのほうがいいじゃん!ぐらいの気持ちで、赴任期間を満喫出来ればいいのにと同情します。「お前、定年まで博多勤務な」という辞令を貰った訳でもないでしょうに。家族や同僚から、プレッシャーのかかるようなことを言われたりするのでしょうか?よく分かりませんが、皆さん早く良くなってくださいね。

 

さらに新年早々、以前エントリした「博多の柔らかいうどん」問題について進展がありました。

2016年1月5日(火)西日本新聞朝刊に連載のコラム『ミサキメグリ』(三崎 亜記)第41回『固くて柔らかい』から。

博多のラーメンは固麵が好まれるのに、うどんは腰がなくて柔らかい麵が主流だ。なぜ同じ麺類なのに、こうまで真逆なんだろうか?そんな疑問を持った人は多いだろう。だが、博多華丸さん監修のグルメ本を読んでいて、その一つの「解答?」に出合った。

華丸さん曰く、博多の人はせっかちなので、ラーメンは充分に茹で上がる前に食べるようになってしまった、だから固麵になる。対してうどんは、すぐに食べられるように客が来る前からゆでて準備するようになった、そのため、柔らかい麵になってしまったということだ。

華丸さんの仮説を信じるならば、同じ「せっかち」という土台の上にできたものが、まるっきり逆の方向性を持ってしまったという状況だ。だとしたら面白いものだ。「せっかち」と「麵が固い」「麵が柔らかい」が、どちらもイコールで結ばれるわけなんだから。

「熱湯でチャッチャッとするだけの讃岐うどん屋はどうなんだ!あらかじめ茹でてあるけどコシがあるぞ!」等、いろいろ突っ込みどころはあるでしょう。あるでしょうが、これで説明出来る点も無いことはないなと。

柔らかいと早く食べられるし。かっこんでも胃にやさしいし。ダメですか?やっぱり?

 

でも人間ドックで前の晩から絶飲食後の、昼の博多ラーメンは染みました。勿論「カタ麵」ですからね。

 

やっぱり博多にいてよかった!

再掲:「お国自慢に罪はなし」

以上 ふにやんま

 

※「博多の柔らかいうどん」問題についてはこちら 

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