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ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

『1984年のUWF』柳澤 健が熱い!第12回「涙の後楽園ホール」

『Number』6/16号(903号)から。
『1984年のUWF柳澤健 連載第12回
涙の後楽園ホール」 

1984年10月5日の後楽園ホール

「ストロング・ウィークス」開幕戦のメインイベントは新加入の木戸修藤原喜明VS前田日明&スーパー・タイガー。

これが如何に凄い試合で、観客の心を鷲掴みにしたかを取り上げた感動的な回なのですが、全然違うところに焦点を当てちゃいます。

 

デデン!

佐山聡は如何に凄かったか

ひとりのアスリートとして見ると、たぶん俺が人生で見た人の中で、一番運動神経がいいですね。世界中、ロシアとか全部を含めて。生まれながらの運動神経に関してはとんでもないものを持っている。スポーツならどこ行っても成功したでしょうね。あの人はね。天才的なものがありました。前田日明「真夜中のハーリー&レイス  2周年記念興行」2012年5月5日)

いい事言うなぁアキラ兄さん。

UWFでは不可解な袂の分かち方をしたものの、認めるべきところはキチンと認めているんですね。

今の二人がどんな関係なのか把握しておりませんが、心底嬉しい発言。

引退してからも、愛すべきゴンタであり続けているアキラ兄さんに拍手。

 

前田に三角絞めを極められた佐山が、そのまま前田を持ち上げてロープ際まで運んでブレークするというシーンもあつた。

小柄な佐山は、しかし、新日本プロレス内で行われたベンチプレスコンテストで160Kgを差し上げて優勝した経験を持つ。

腕相撲では坂口征二に次いで第2位。短距離走も背筋力も脚力も俊敏性も垂直跳びも脅威的な数値を持っている。身体能力の怪物なのだ。

この回は、夢枕獏氏のUWF観戦記抜粋や、当時のプロレス記者のカネにまつわるエピソードなどもあって読み応えがあります。

夢枕獏氏の文章は著書『猛き風に告げよ』から。オンタイムで読んだ記憶あり。抜粋部分は覚えていました。

夢枕氏の受けた衝撃と興奮が伝わる名文です。

柳澤氏としても快心の出来だと思うのですが、冒頭のアキラ兄さんの佐山評だけで私としては大満足。

 

なお、余計なことをひとつ言うと、藤原喜明にはイマイチ惹かれないんですよね。このブログでは出番が少ないでしょ?

藤原組立ち上げの経緯から察するに、若手の信頼は篤かったようですが。

後年、神取忍から叩きつけられた絶遠宣言とか、余計な情報が多過ぎるのかもしれません。

 

話が逸れました。

復唱します。

凄いぞ佐山聡

 

あなたのプロレスラーとしての弱点はただ一つ。

太りやすい体質だけでした。

自分でも太りやすいとインタビューに答えていた記憶がありますが、言われなくても皆んな知ってます。

 

騙され易く、お金儲けが下手くそだっていいじやないか。

天才だもの。

 

以上  ふにやんま