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ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

『影の中の影』月村了衛 

読書

『影の中の影』月村了衛(2015)

影の中の影

影の中の影

 

ご多分に漏れずPokemon GOにはまっておりまして、ブログ更新が大変滞りました。

昨夜も夜中の2時過ぎまでポケモン狩り(狩りって言っちゃけないんですよね)で、ブログを書く時間が無い。

夏休みに入ったので、朝の出撃、夕方の再討伐、夜の「ひと狩り行こうぜ!」と、日程がたてこんでおります。

バッテリーチャージャー購入に始まり、ポケモン灼け、ポケモンダイエットと忙しいったらありゃしません。

おじさんの年代では、さすがにPokemon GOにはまるということがご多分ではないと分かってはおりますが。

仕事柄、流行り物は無視できないもので。

というのは大嘘で、おじさんは経験的にあることを知っているから、必死にやりこんでいるんですね。

この手のものは、

ある日突然 面白くなくなる。

熱が冷めるなんてもんじゃなく、俺は今まで、何故こんなことに夢中になっていたんだろうと、ハタと我にかえる瞬間が必ずくるんですよ。

(願わくばあなたの恋に、そんな瞬間が訪れませんように)

「いつか飽きるから意味が無い」ということではなくて、楽しい、夢中になれる時期というのがいかに尊いか。人生、夢中になれることってそんなにたくさん見つかるもんじゃないですから。

夜は短し歩けよ乙女 

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

でも夜中の一人ポケモンは危険だから、特に乙女の皆さんは人目に付きやすい、明るい場所を選んで遊ぶんだぜっ!

 

そんなPokemon GO漬けの浮かれオヤジにも、スマホで疲れた目をショボつかせながら、しっかりと読み切らせる面白小説のご紹介。

『影の中の影』月村了衛(2015)

月村氏の本は中身を全くチェックせずに読んじゃう。ファンなんです、私。

月村氏の本は、過去にこのブログでも何回か紹介しています。

機龍警察〔完全版〕

ガンルージュ

槐(エンジュ) 

土漠の花 などなど。

最近だと『土漠の花』が自衛隊の海外派遣という売れ線を押さえてスマッシュ・ヒットになりましたね。

本書は時代劇みたいなタイトル(なんだか円月殺法みたいでしょう?)に、中身が想像できない表紙でかなり損をしておりますが、この手のバイオレンス系冒険小説のお好きなかたにはたまらないかと。早い話、読む劇画ですね。誉めてますよー、念のため。

月村氏の作品が好きなのは、西村寿行氏の一部の作品のような、とかとかとかいう文字が何十回も出てくるようなページが全くないこと。そういうサディスティックなの、どうも苦手で。目的語が無いけど。

ただただ人が闘い、人が傷つき、人が死ぬ。

月村氏、人物描写があまり達者でないので、激しいアクションの割に印象はかなりドライです。

登場人物も毎回、類型的と言えばその通りだし。

味方はまだしも、敵側の人間なんか完全に無人格。淡々と襲ってくるだけ。もはや殺戮マシーンですね。

本作では襲撃側の台詞はなんとゼロ。気持ちいいぐらいに徹底しています。

感情の機微とか、人間の両面性みたいなものは不必要と考えて、敢えて排除しているのか?それとも描けないのか?

別に描けなくても構いませんが。

その分アクションは魅力十分で、よく勉強されているようで著作ごとに新しい要素が入っています。

ゴルゴ13』みたいに、国際情勢を最新の時勢にあわせるというのはあまり難しくないと思うんですよ。

でも、アクションに毎回新しい要素を入れるというのはかなり難度高いですからね。相当好きでないと出来ない話です。

 

ここまできて気づいたのですが、何の話か全然触れてなかったですね。

新疆ウイグル自治区問題を取材中の女性ジャーナリストが、国家的規模の陰謀に触れたことで中国政府の送り込んだ暗殺部隊のターゲットとなる。

孤立無援の彼女を中国による拉致寸前に救い出し、身を挺して守るのは武闘派暴力団の精鋭メンバーと謎の男「カーガー」!

高層マンションのペントハウスに逃げ込んだ彼ら(日本に身を隠していたウイグル族亡命者グループと合流)を売り渡す日本警察。闇夜から続々と襲い掛かる「蝙蝠部隊」

彼女たちに朝は来るのか!

あらかじめ言っておきますが、このプロットで既に血沸き肉躍る、テンションがMAXになる予感がしないかたは読んじゃダメです。時間は有効に使いましょう。

 

では、今日もポケモンゲットだぜ!

夏休みの小中学生よ、おじさんと近所に住んでいることを、ジムで後悔させてやるぜ!

以上 ふにやんま