ふにやんま ー 世界の小所低所からー

http://funiyanma.hatenablog.com/  

睡眠薬 減薬から断薬へ ③向精神薬

注意)本ブログの記述はあくまで個人的な見解です。質問をお受けしたり、エビデンスを示したりする事は出来ません。睡眠薬には医療従事者の指導のもと、自己責任で対処下さい。

睡眠薬が何故問題になるのか?

全く触れられずに前回が終わってしまいました。2つのワードで睡眠薬の危険性を考えてみたいと思います。今回は1つめ。

向精神薬

ベンゾジアゼピン系統の薬剤が、同一系統であるにも関わらず、作用によってその名称が異なる事を前回ご紹介しました。睡眠薬抗不安薬などですね。

新たな概念を持ち出して恐縮ですが、向精神薬という言葉をご存知でしょうか。聞き慣れない言葉だと思いますが、wikipediaでの定義はこうです。

向精神薬とは中枢神経系に作用し、生物の精神活動に何らかの影響を与える薬物の総称である。(中略)また精神科で用いられる精神科の薬、また薬物乱用と使用による害に懸念のあるタバコやアルコール、また法律上の定義である麻薬のような娯楽的な薬物が含まれる。

向精神薬ベンゾジアゼピンの上位分類になりますので、ベンゾジアゼピン系統の睡眠薬抗不安薬睡眠導入剤といったものは、全て向精神薬だと言って差し支えありません。

繰り返しになりますが、睡眠薬は人間の脳に届いて、中枢神経に作用し、精神活動に影響を与える薬剤です。

単に眠気を誘発し、入眠を促し、睡眠を維持してくれる、便利なだけの薬剤ではないという事がお分かり頂けると思います。

しつこいようですが、

睡眠薬は麻薬や覚醒剤の仲間。

こう言いますと、

医療用の睡眠薬と違法ドラッグを一緒にするなよ。言葉のすり替えによって、根拠のない不安を煽っているだけではないか?

そんな反論を頂戴しそうです。

もちろん中毒性や依存性、心身への影響度などにより、違法ドラッグと睡眠薬は区別されて然るべき面もあります。向精神薬の中には薬理的にかけ離れた物質が混在しますので、全ての向神経薬を一括りにするべきではない。これには同意します。あくまで上位分類としての仲間である、という注釈を付けましょう。

しかしですね、

睡眠薬向精神薬である。

こんなに基本的且つ重大な情報が、睡眠薬を処方される患者に必ずしも(手加減した表現です)提供されていない、という事実は看過出来るものではありません。情報の非対称性によって、患者が被る不利益が大き過ぎること。ここに睡眠薬の大きな危険性が潜んでいると考えます。

これは精神活動に作用する薬です。

そう言われば、大抵の人間は身構えますよね。

そんな薬を飲んで大丈夫ですか?

長いこと飲み続けたら、体に悪いのではないですか?

こうした当たり前の反応の機会すら与えられず、多くの患者が漫然とした長期服用をスタートしてしまう。

そもそも向精神薬に、長期摂取しても全く無害なモノなどあるはずがない。それが一般的な感覚だと思います。

あらゆる向精神薬は人体にダメージを少なからず与え、睡眠薬は紛れもなくその向精神薬の一種である。

医師に処方前の説明義務さえあれば、こんなはずじゃなかった...と後悔する方の数は、今よりずっと少なかったはずなのです。

それじゃ医者は商売あがったりじゃん!

その通りですよね。くどいようですが、ひとこと真っ当な説明さえあれば、到底受け入れがたいような薬剤が平気で処方されているのが現状なのです。

ベンゾは向精神薬であり、必然的に凶悪なヤツである。絶対に気を許してはいけない。

そんな当たり前の事を結びにします。

今回はこのぐらいで。

以上  ふにやんま