ふにやんま ー 世界の小所低所からー

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睡眠薬 減薬から断薬へ ⑧断薬後の心構え(上)8カ月の法則

注意)本ブログの記述はあくまで個人的な見解です。質問をお受けしたり、エビデンスを示したりする事は出来ません。睡眠薬には医療資格者の指導のもと、自己責任で対処下さい。

前回投稿が9月末ですので、だいぶ間隔があいてしまいました。

今年の2月上旬に断薬して以来、10カ月以上経過したことになります。

いや、だいぶ良くなりました。

今は「これなら普通の人とほとんど変わりないんじゃないか?」とすら思っておりますが、具合が良くなってからまだまだ1カ月ほどですので、大きなことは言えません。

今回は断薬後の心構えというか、「心にとめておいたほうがいいですよ~」という点について。よくある「減薬中のかたは読まないでください」は敢えて言いません。

ことベンゾの減断薬に関する限り、

知っておいて悪いことはなにひとつない

と思うのです。そのぐらい周到に準備をして臨んで欲しい。

ベンゾ、手ごわいですからね。

①8カ月の法則 

blog.livedoor.jp

減薬中に、上のブログ記事を読みました。その時には

「いや、8カ月ってマジか!」

「長すぎるやろ!」

としか思わなかったのですが、強烈に記憶には残りました。

今なら言えます。

本当に、8カ月は余裕でかかります。

「断薬後」には、そう覚悟して臨まれたほうがいい。記事の趣旨は「減薬には最低8カ月かけたほうがいい」なのですが、私は「断薬後、GABA受容体の回復には最低8カ月かかる」として、心にとめておくべきだと思います。脅しじゃないですからね。

そのぐらいの心構えで臨まないと、「ベンゾ断薬>挫折」のリスクからは逃れられません。

本稿のひとつ前の記事を見ていただければ分かると思いますが、私のベンゾ服薬歴はそこまで深刻ではないと思っています。

日中対策としてのベンゾ(抗不安薬系統)は、ほとんど体に入れていないので。服薬期間と累積の服薬量は結構ありますけどね。

問題となるのは「就寝前の大悪党」ロヒプノールぐらいでしょうか。

そんな「ベンゾひよっこ」の私ですらですよ、断薬後に「あれ、なんか調子がよくなったかな?」と思えるまでには、間違いなく8カ月以上かかりました。

辛い言い方かもしれませんが、ベンゾの服薬歴、のべ服薬量が私よりももっと重篤なかたには、断薬後も長期戦の心構えを持って臨まれることを強くお勧めしたい。

絶対に8カ月以上かかる、という意味ではないんです。早く回復するにこしたことはないし、そもそも引用したブログ記事の趣旨に沿って、8カ月以上かけてじっくりベンゾを抜いたならば、断薬後に激烈な離脱症状に襲われずに済むのかもしれない。そういう方も大勢いらっしゃるはず。

ただ、雨あられと降りかかる離脱症状の嵐が、もしも断薬後に数カ月以上続いたならば、この「8カ月の法則」を思い出してほしいと思うのです(エビデンスが示せないのが残念です)。

なぜか?救いになるから。

私の場合、2月上旬に完全断薬してから、はじめて「あ、どうも明らかに良くなった気がする」と思ったのは11月下旬でした。

実に9か月半以上。

いや長かった。

「8カ月の法則」が頭にあったので、「10月になれば体調が一皮剝けるかな?」と楽しみにしていたのですが、10月に入るや否や、激しい疼痛が背中から脇腹にかけて発生し、見事に定着。これが消えるまでに1カ月半かかりました。いや、辛かった。鎮痛剤全然効かないし。

離脱症状の代表的なものである、筋硬直のせいかとはじめは思っていたのですが、朝から晩まで、とにかく四六時中ず~っと痛い。

あまりにも痛みが続くので、血液検査もエコーもやりました。肋間神経痛とか胆石とか肝臓の異常とか、西洋医学的なチェックはひととおりやったのですが、全て異常なし。

人の心を狡猾なやりかたで折りにくる。ベンゾのタチの悪さは、こういうところに出ますね。

 

②良くなる前に悪くなる 

結局、11月末にはなんとか痛みが和らぎはじめ、やがて消えてしまいました。

それと同時に、

「あれ、なんか今までなかった感じ?」

ぐらいの勢いで体調の好転を実感しはじめ、今に至っております。

おかげさまで12月は、断薬後久々の無遅刻無欠席、フル出勤。

思い返してふと気づいたのですが、具合が悪くなって寝込むような、不調のヤマを乗り越えた後には、必ず不調以前よりも体調が良くなりました

理由は分かりませんが、好不調の波の中では、

好転反応」的な不調のヤマと、回復のヤマとが交互に繰り返すように出来ている?

個人的且つ経験的な物言いになりますが、これも断薬後の心構えとして必要というか、有効ではないかと思います。

離脱症状との闘いって、基本的に「忍」の一字じゃないですか。折れそうな気持ちを、なんでもいいから支えないといけない。その際に、

「良くなる前に悪くなる」

と思っておくことは、きっと役に立つと思います。

薄皮がむけるように良くなっていく。

だから焦ってはダメなんだ。

そういうイメージも大切なのですが、離脱症状の大きな波が来て、気持ちが悪いほうに傾きがちになった時に、

ああ、これは良くなる前触れなんだ。

と強がりでもいいから思えるようにしておくと、「再服薬」という決定的に不本意な事態に陥るリスクが、かなり軽減できると思うのです。(「再服薬」が後退だとは思いませんが、同じ苦しみを2度味わうことは避けたいですよね。断薬は1発で決めたい、と願わないかたはいないはず)

 

かなり長くなりましたので、今日はこのへんで。本稿、続きます。

以上 ふにやんま